
バイオロジカはDNA型検査サービスにおいて日本で最も長い経歴を持つ会社の一つで、国際的に認可された検査機関であるEurofins Forensik社 (ドイツ)による安心のサービスをお届けします。
_
・ DNA型検査サービス トップページへ戻る
・ 関連ページも見る
・ お問い合わせ ・ お申し込みへ進む
最近よく耳にする遺伝子検査と何が違うのでしょうか

遺伝子検査とDNA親子鑑定の違い
結論から申し上げると、遺伝子検査とDNA鑑定(特にDNA親子鑑定)は、目的も解析対象もまったく異なる検査です。
ヒトの遺伝子とは、直接的または間接的にヒトの生存に関わるDNA配列のことであり、主にたんぱく質の設計情報を担っています。これは人類に共通する情報ですが、すべてが完全に同一というわけではなく、個人によっては一部の部位に変異が見られる場合があります。
変異が病気に直結する場合には遺伝病として発現しますが、表面上まったく症状を示さない変異も存在します。また、こうした変異をもとに、体質や疾患リスクなどの「形質」を分類・解析する研究も進められています。
このような背景から、遺伝子検査は疾病リスクの評価や体質分析などに用いられ、結果の取り扱いにはインフォームドコンセントのもとでの慎重な対応が求められます。
一方で、DNA親子鑑定はこれとはまったく異なるアプローチをとります。
ヒトのDNAは1本の糸に例えられ、その中には「遺伝子領域」と「遺伝子として機能しない領域(いわゆる非コード領域)」が存在します。DNA親子鑑定で解析されるのは、この非コード領域に含まれるDNA配列です。
特に注目されるのが、「短い配列の繰り返し(STR:Short Tandem Repeat)」と呼ばれる構造です。この繰り返し回数は個人ごとに異なり、かつ父親と母親からそれぞれ受け継がれるという特徴があります。
複数のSTR領域を組み合わせて比較することで、親子関係の一致・不一致を極めて高い精度で判定することが可能になります。これがDNA親子鑑定の基本原理です。
ここで重要なのは、DNA親子鑑定では遺伝子(=病気や体質に関わる情報)は解析していないという点です。
そのため、
- 病気のリスクがわかることはない
- 体質や能力に関する情報も取得されない
- 個人の健康情報には関与しない
という特徴があります。
この点が、遺伝子検査との本質的な違いです。
遺伝子検査は「健康・体質・疾患リスク」を調べる検査であるのに対し、DNA親子鑑定は「血縁関係の有無のみ」を科学的に判定する検査です。
繰り返しになりますが、DNA親子鑑定に用いるDNA領域は遺伝子領域ではありません。したがって、個人の遺伝的特徴や疾患に関する情報とは無関係であり、プライバシー性の高い遺伝情報を扱う検査ではないという点で、大きく性質が異なります。
遺伝子検査とDNA親子鑑定の違い(比較表)
| 項目 | 遺伝子検査 | DNA親子鑑定 |
|---|---|---|
| 目的 | 病気のリスク・体質・遺伝的特徴の解析 | 親子関係・血縁関係の確認 |
| 解析対象 | 遺伝子領域(タンパク質設計情報) | 非コード領域(STRなどの繰り返し配列) |
| わかること | ・遺伝性疾患の可能性 ・体質(肥満傾向・代謝など) ・薬剤応答性 など | ・親子関係の一致/不一致 ・血縁関係の有無 |
| 健康情報への影響 | あり(医療・健康に関わる情報) | なし(健康・体質とは無関係) |
| 倫理的配慮 | インフォームドコンセントが重要 | 比較的低い(ただしプライバシー配慮は必要) |
| 主な利用シーン | ・医療機関での検査 ・ヘルスケア・体質分析サービス | ・親子関係の確認 ・法的手続き(認知・相続など) |
| 代表的な技術 | シーケンシング、SNP解析 | STR解析(短鎖反復配列解析) |
DNA鑑定の関連ページ
_
Supplied by Eurofins Forensik
