弊社が販売する試薬は全て研究用です。為替変動等の影響により、ページ内に記載されている料金等の金額は全て参考につき、詳細はお気軽にお問い合わせください。
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カスタム抗体作製サービスとは、大学、各種研究機関や製薬会社などのお客様へ向けて抗原の調製から抗体作製、精製など、ワンストップでご提供するサービスです。バイオロジカはさまざまなメーカーによるお客様に最適なカスタム抗体作製サービスをご提供いたします。
目次
- ポリクローナル抗体の受託作製
- VHH (シングルドメイン抗体)の受託作製
- モノクローナル抗体の受託作製
- 二重特異性抗体の受託作製
- 抗体の修飾 ・ 標識
- ポリクローナルvsモノクローナル抗体
- ハイブリドーマvsファージディスプレイ
- 抗体作製受託サービスにおけるFAQ (よくある質問)
ご自分で免疫をされる方向けに ・ ・ ・ 抗原ペプチドの合成サービスをご希望の方はこちら!!
抗体作製の各種受託サービスラインナップ
欲しい抗体が市販されていない等でカスタム抗体作製サービスをお安く試してみたい方などに、当社はさまざまなニーズに対応した抗体の受託製造サービスの輸入販売を行っております。さまざまな種類の発現システムにおいて高効率な抗体生産サービスをご提供。
代表的なポリクローナル抗体受託作製サービスでは、抗原部位の選定 (抗原ペプチドの設計)からサポート致します。ペプチド合成 ・ コンジュゲーション ・ 免疫 ・ ELISA ・ 血清の各種精製 (アフィニティー精製等)まで一気通貫の抗体作製サービスでございます。
その他注目サービスとしては、二重特異性抗体 (Bispecific antibody)、組換えIgG、scFv/Fab、単一ドメイン抗体 (ナノボディ、VHH)の産生 ・ 精製も。
料金や納期などサービスの詳細やキャンペーン情報は以下のリンクから各サービスページをご確認ください。
ポリクローナル抗体作製
ペプチド合成やタンパク質の調製、ウサギなどの免疫、抗体の精製、品質管理など、カスタムポリクローナル抗体の完全な生産サービスパッケージを提供。
ウサギなどの動物種 ・ 抗原選択 ・ 免疫 ・ ELISA ・ アフィニティー精製などまとめてご相談ください。お客様の機密情報を尊重し、すべての知的財産がお客様のものです。
ポリクローナル抗体作製 (IgG)
[メーカー: GL Biochem]
「抗体作製、安く外注出来るなら頼もうか」とお考えの方に朗報。どのパッケージにも精製とELISAが付くにもかかわらず、お気軽にお試し頂ける値段設定です。動物種はウサギ以外もお選び頂けます。
概要
- ELISAが標準装備
- 精製も標準装備
- 高純度ペプチド抗原 (持ち込み抗原もOK)
- ウサギ以外の動物も選択可能
参考料金
ポリクローナル抗体作製 (IgY)
[メーカー: Genway Biotech (現Aviva Systems Biology Corporation)]
動物血清ではなく鶏卵由来のIgY抗体はIgGと比較して、より高い力価、特異性、低バックグラウンド。
GenWay社 (現Aviva Systems Biology Corporation)は世界で最も経験豊富なIgY抗体企業の1つで、遺伝子配列から抗体精製までの完全なワンストップの抗体作製サービスを提供しています。
ナノボディ (シングルドメイン抗体)作製
[メーカー: Creative Biolabs]
ラマ ・ ラクダによる低分子抗体。高い安定性 ・ 優れた浸透性 ・ 通常の抗体では困難な新規エピトープを認識するsdAb (VHH ・ ナノボディ)を産生。
Creative Biolabs社は、VHH (シングルドメイン抗体)の分野で広く知られている企業で、お客様の要求に応じて、ラクダ、ラマ、アルパカなどをレパートリーソースとして免疫して、関心のあるターゲット (抗原)に対するシングルドメイン抗体 (ナノボディ)を開発することができます。
モノクローナル抗体作製
ポリクローナル抗体に比べ、高い安定性 ・ 再現性など、さまざまな利点を有します。
ハイブリドーマによるモノクローナル抗体作製
[メーカー: GL Biochem]
モノクローナル抗体の受託製造がこの値段で!?詳しくはリンク先をご覧いただき、是非お試しください。
ハイブリドーマ技術は、モノクローナル抗体の作製に用いられる最も一般的な方法の一つです。これは、マウスに特定の抗原を免疫して抗体産生Bリンパ球を分離し、細胞株と融合させてハイブリドーマ細胞株と呼ばれるハイブリッド細胞を形成するハイブリドーマ細胞技術は、モノクローナル抗体の作製に最も重要な技術の一つです。
モノクローナル抗体作製 (ハイブリドーマ)についての詳細はこちら
ファージディスプレイによるモノクローナル抗体作製
[メーカー: Creative Biolabs]
ファージディスプレイ技術によるリコンビナント抗体受託製造サービス: scFv / Fab
ハイブリドーマとファージディスプレイの両方とも結合に基づく標的特異的なモノクローナル抗体を単離するための強力な技術であるとされていますが、Gタンパク質共役受容体 (GPCR)のような複雑な膜タンパク質については、ハイブリドーマ技術よりもファージディスプレイの方が有利とされております。
モノクローナル抗体作製 (ファージディスプレイ)についての詳細はこちら
ファージディスプレイ関連ページ
二重特異性抗体作製
[メーカー: Creative Biolabs]
組換えタンパク質技術の急速な発展に伴い、多数の二重特異性抗体 (BsAb)が出現。BsAb開発のために3つのアプローチを提供します。2つの異なるハイブリドーマ細胞株の体細胞融合によるハイブリッドハイブリドーマ技術 ・ 化学的架橋剤に基づく化学的共役 ・ 組換えDNA技術を用いた遺伝子工学的方法。
抗体の修飾 ・ コンジュゲーション
ビオチン化などの蛍光色素標識や、抗体薬物コンジュゲート (ADC)など、抗体への各種修飾やコンジュゲーション。
ポリクローナル抗体とモノクローナル抗体の違いとは?
抗体は、免疫グロブリンとも呼ばれ、細菌やウイルスなどの抗原を中和するためにB細胞 (形質細胞)から分泌されます。抗体は、2本の重鎖と2本の軽鎖を持つ4本のポリペプチドからなるY字型の分子です。Y字の各先端には、抗原上の特定のエピトープ (鍵のようなもの)に特異的なパラトープ (錠前のような構造)があり、この2つの構造体が正確に結合することができるようになっております。この抗原に結合するという能力により、様々な生命科学や医学の分野でユビキタスに使用されております。これらの抗体は、リンパ球から作られる手段によって、主に2つのタイプ (モノクローナル型とポリクローナル型)に分類されます。それぞれ、免疫系、診断試験、治療において重要な役割を担っております。
Fig 1. The structure of the antibody
詳細はこちらのCreative Diagnostics社サイトをご覧ください。
ハイブリドーマ法とファージディスプレイ法
ハイブリドーマ技術は、マウス免疫B脾臓細胞と骨髄腫細胞との融合に基づく抗体作製で最も伝統的な手法の一つで広く用いられております。不死身のB細胞から目的の抗体が産生され、その中から最適なクローンを選別し、目的の抗原親和性を持つモノクローナル抗体を得ることができます。
ハイブリドーマ技術は、抗体医薬の開発にも使用できる比類のない利点を備えていますが、ファージディスプレイ法と比較していくつか不利な点もあります。第一に、ハイブリドーマを用いた抗体作製は非常に時間がかかり、モノクローナル抗体を得るには平均6ヶ月前後を要します (ファージディスプレイでは数週間)。また、用途によってはマウス由来の抗体をヒト化する必要があり、そのためのコストもかかります。したがって、目的によってはハイブリドーマの開発は、ファージディスプレイ技術を用いた組換え抗体作製など、より迅速なバイオ治療開発技術に取って代わられる場合もあります。
Hybridoma | Phage Display | |
Advantages |
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Disadvantages |
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詳細はこちらのCreative Biolabs社サイトをご覧ください。
抗体作製受託サービスにおけるQ&A
- 抗体とは何ですか?
免疫グロブリン (Ig)に属するY字型タンパク質複合体であり、多くの生物に存在します。特定の抗体は、ウイルスや細菌などの特定の外因性病原体に特異的に結合して、その活性部位をブロックすることで病原体を直接中和するか、マクロファージなどの他の免疫細胞による病原体の排除を促進します。
より詳しくはこちらのメーカーサイトもご覧ください。 - ポリクローナル抗体とモノクローナル抗体の用途の違いは何ですか?
概してポリクローナル抗体は、抗体がコレクション内で不均一であるため、抗原の異なるエピトープを認識することがあります。対照的に、モノクローナル抗体は、コレクション内のすべての抗体が互いに同一であり、抗原の特定の1つのエピトープに結合することを意味します。
より詳しくはこちらのメーカーサイトもご覧ください。 - 抗体はどのようなバッファーで供給されますか?
特に記載がない限り、ほとんどの抗体はリン酸緩衝生理食塩水 (PBS)で提供されます。 - 抗体を生成するための免疫に適した抗原とは?
基本的には、免疫応答の引き金となり得るすべての抗原を抗体の生成に使用することができますが、抗原は2つの主要な要件を満たす必要があります。分子サイズが10,000 Da以上であることと純度が90%以上であることが推奨されています。
より詳しくはこちらのメーカーサイトもご覧ください。 - 抗原に対する特定の抗体の親和性を決めるのは?
こちらのメーカーサイトをご覧ください。 - なぜKLHとペプチドのコンジュゲートが抗原として使用されるの?
キーホールリンペットヘマシアニン (KLH)は種を超えた反応性が少ないため、最も一般的に使用されているキャリアタンパク質です。ほとんどのペプチドは、それ自体では免疫原性を発揮するのに十分な大きさではないため、ペプチドをKLHに結合させることで、十分な大きさの免疫原性を得ることができます。ペプチドKLHキャリアコンジュゲーションサービスについては、こちらをご覧ください。 - なぜ抗体にアジ化ナトリウムが添加されているの?
アジ化ナトリウムは、抗体によく使われる防腐剤です。血清中の細菌の繁殖を防ぐ効果があります。 - 抗体作製を依頼するにはどうしたらよいですか?
以下の各申し込みフォームよりご連絡ください。
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