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Creative Peptides社などの合成糖ペプチドをお届けします。ご希望のペプチドが下記のリストにない場合は、カスタムペプチド合成受託サービスもご利用いただけます。
糖ペプチドは、ペプチド鎖に糖鎖(グリカン)が共有結合した複合分子であり、バクテリア、菌類、植物、動物など様々な生物で天然に産生されます。
目次
糖ペプチド
糖鎖部分とペプチド部分の結合様式に基づいて、糖ペプチドは主にN-結合型糖ペプチド(N型糖鎖)とO-結合型糖ペプチド(O型糖鎖)に分類されます。
O-結合型糖ペプチドはセリン残基またはスレオニン残基の水酸基(-OH)糖鎖が結合したものであり、N-結合型糖ペプチドはペプチド鎖中のアスパラギン残基の側鎖アミド基(-NH₂)に糖鎖が結合したものです。
O-結合型糖ペプチドは主に細胞のゴルジ装置で起こり、糖転移酵素グリコシルトランスフェラーゼの活性によって仲介されます。
一方、N-結合型糖ペプチドは、細胞の小胞体(ER)とゴルジ装置で起こる一般的な翻訳後修飾であり、これも糖転移酵素の活性によって仲介されます。
糖ペプチドの医薬品などへの応用
- 抗生物質
バンコマイシンやテイコプラニンのような糖ペプチド抗生物質はグラム陽性菌に有効です。これらは放線菌由来の抗生物質で、ユニークな三環式または四環式ヘプタペプチドコアを持ち、通常はグリコシル化され、時にはさらに親油性の脂肪酸側鎖を持ちます。これらの抗生物質は細菌の細胞壁前駆体に結合し、その細胞壁への組み込みを阻止し、最終的に細胞死に導くことによって作用します。 - ガン
糖ペプチドを主成分とする薬剤ががん治療用に開発されております。これらの薬剤は特定のがん細胞を標的とすることができ、従来の化学療法よりも効果が高く毒性が低い可能性があります。また、がん細胞膜に選択的に結合することで、化学療法薬の標的を絞った送達が可能になり、正常組織への毒性も軽減される可能性がああります。 - 薬物送達
糖ペプチドは、体内の特定の細胞や組織をターゲットとするドラッグデリバリービークルとして使用することができます。糖ペプチドはまた、薬物を分解や急速なクリアランスから保護することで、薬物の安定性とバイオアベイラビリティを向上させることができます。これにより、薬物の標的を絞った送達が可能となり、薬物の有効性と安全性を向上させることができます。 - ワクチン
糖ペプチドは、抗原を免疫系に送達するための担体として、あるいは免疫反応を刺激するためのアジュバントとして使用することができます。 - バイオテクノロジー
糖ペプチドは、特定のタンパク質や分子に選択的に結合する能力があるため、タンパク質の精製や分析など、様々なバイオテクノロジーの過程で使用されております。
カスタム糖ペプチド合成の豊富な経験を生かし、世界中のお客様のあらゆる特別なニーズに応じた総合的なソリューションを提供することをお約束します。当社が扱う各社合成チームは、N-、O-、C-、S-結合糖ペプチド合成を含む、何百ものカスタム糖ペプチド合成プロジェクトを完成させてきました。下記のカタログ製品だけではなく、糖ペプチド製品およびカスタム合成サービスにご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
Creative Peptides社の糖ペプチド
CAT# | Product Name | M.W |
---|---|---|
G21001 | α-Gliadin (31-43) | 1527.8 |
G21002 | α9-Gliadin (57-68) | 1455.8 |
G21003 | MUC5AC-13 | 1704.9 |
Creative Biolabs社の糖ペプチド
下記以外もございますので、詳しくはこちらのメーカーサイトをご覧ください。
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